更新者:西谷 淳
日付が変わって本日は7月1日、2016年も後半です。後半に入る前にハーフタイムがほしいものです。
さて、本日7月1日は、「国民安全の日」です。(by内閣府)
毎年7月1日と決まっているそうです。
その趣旨は、
”国民の一人一人がその生活のあらゆる面において、施設や行動の安全について反省を加え、その安全確保に留意し、これを習慣化する気運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全をおびやかす災害の発生の防止をはかるため、「国民安全の日」を創設する。”
ということだそうです。(copy & paste)
平たく言うと、”安全な日常生活を送るために各々今一度改めましょう”、というようなところでしょうか。
ここで話の舞台は当院、北区しんた歯科に移ります。安全のために日々行っていることは多々ありますが、今回は器具の滅菌について載せようと思います。当院では、患者さんはもちろんのこと、我々歯科医院の人間も守るために、“Lisa”という滅菌器を導入しています。
ここで、滅菌?とは・・・
【滅菌】
すべての微生物を殺滅、除去すること。
殺菌や消毒より強力な、徹底した意味です。
当院の加熱滅菌器、Lisaはオートクレーブ滅菌(121℃の高温で器具を滅菌する)を行う機器で、ヨーロッパの最も厳しい基準を満たすクラスBオートクレーブです。
加熱できるものはLisaで滅菌処理し、そうでないものは薬剤で滅菌したり、使い捨てられるものは使い捨てにして日々の診療を安全に行えるようにしております。
その昔ハインリヒさんは言っています、「300回ヒヤリ・ハッとし、29回軽傷を負うと、1回は重傷を負ってしまう」と。
1度の重大事故の背景には29回の軽傷、軽度の事例、そして300回のヒヤリ・ハッとした事例がある、ハインリヒの法則です。国民安全の日、ぜひ日常のヒヤリハッと事例を見直してみてください。ヒヤリハッとの次が必ず軽傷で済むわけではなく、重大事故かもしれません。